女子格闘技「7th RING」から上海小吃へ

 業後は、HIROKO選手がメインイヴェントの試合、女子総合格闘技ジュエルス「7th RING」@新宿FACEへ行った。HIROKO選手が、世界を狙う為には、国内での試合結果が必要なのだが、身長180cmの彼女と戦える選手がいない為、12月で調整されていた試合がここまで延期になっていた。

 席は予約していたので、「慌てて行かなくてもいいじゃん」と思ってたのだが、みんなが「早く行く」と言うので、早退の届けを出していた。しかし、そう言う時程、とんでもない事件に巻き込まれてしまうのが常。時間はかかったが、なんとか片を付けて退社。待ち合わせに少し遅れたが、なんとかオープニングファイト前に会場に着けた。自分のファイトを終えたばかりだったので、完全に全身ビリビリ緊張状態。会場にうっすら漂う緊張感と呼応して、やたらと胸が高鳴った。

 席に着くと、先に来ていたGちゃんがニヤニヤしながら、「もうすぐライヴァルが来るね」なんて言う。最近、GちゃんはYさん(ルチャリブレの元覆面レスラー)を『やすののライヴァル』と呼んでからかうのだが、それが大変気に入らない。だって、彼は私の敵じゃないもの。ライヴァルとは、対等な者同士を呼ぶ言葉で、私たちの間には相応しくない表現だと思う。まったく、私が彼に劣っている所が思いつかないっつーんだよ! ……とか書いて、以前、姉貴がオファーされた座談会の同席者の名簿に、同業者Hさんの名前があって激怒した事を思い出した。「私とあの女が同じレヴェルだってぇの? 同じ高さの席に座るって意味? ありえない! 床に座るっていうなら出てやってもいいけど!」とかなんとか言っていたなぁ。イヤハヤ、私の話はずっと格下だが、なんだか血は争えないね、と思った(苦笑)。

【全予定対戦カード】
●JEWELS特別ルール -65kg契約 5分2R / 赤野仁 美 vs HIROKO
  (HIROKO 判定 1−2)
●JEWELS公式ルール -52kg契約 5分2R / 長野美香 vs 市井舞
  (長野美香 判定 3−0)

●JEWELS公式ルール -58kg契約 5分2R / 森藤美樹 vs 杉山しずか
  (森藤美樹 判定 3−0)

シュートボクシング公式ルール -54kg契約 2分3R / 高橋藍 vs ASAKO
  (高橋藍 2R1分08秒 TKO)

●JEWELS公式ルール -52kg契約 5分2R / 北村ヒロコ vs セリーナ
  (北村ヒロコ 1R2分04秒 アームロック)

●JEWELS公式ルール -48kg契約 5分2R / 石川菊代 vs MIYOKO
  (MIYOKO 判定 1−2)

●JEWELS公式ルール -52kg 契約 5分2R / 鹿児島陽子 vs 能村さくら
  (能村さくら 2R4分35秒 腕ひしぎ十字固め)
 

スペシャエキシビションマッチ / RENA vs ハム・ソヒ[HAM SEO HEE]

●オープニングファイト  -48kg契約 4分 / 八木沼志保 vs 亀田聡子
  (八木沼志保 2分20秒 腕ひしぎ十字固め)

 
 オープニングファイトとは言え、八木沼志保、亀田聡子の両選手の身体はもの凄くシェイプされていて、研がれた刃物を見る様だった。やたら緊張している二人を見ていると、「素手で闘うって、やっぱ怖いよな」って思った。試合後、勝者(どっちか失念)が、緊張したままプレスの前で記念写真を撮られていると、セコンドに「(撮影の時は)ガード下げていいんだよ」と笑って言われているのを微笑ましく思った。

 Girl's S-cup(観に行った)で優勝した最強女子高生RENA選手。やっぱり、華がある。可愛い。愛らしい。そして強い。今回はエキシと言う事もあって、楽しく楽しく、と言う感じだったんだけど、途中でハム・ソヒ選手が、使っては行けない技を繰り出して、RENA選手がキレかけたり、レフリーがカウントを間違えて、ふたりでレフリーをボコボコにしたりして面白かった。

 間を飛ばしてメインイヴェント、赤野仁美選手とHIROKO選手の対戦。これまで体重無制限のランクで闘って来たHIROKO選手だったが、今回から-65kg級となる。「これからは-65kg級で闘おうと思っていたので、減量に無理はなかったです」(※)と言っていたけど、今回の試合では、『辛うじて勝った』という印象だった。やっぱ、持ち味のパンチが、以前よりも全然軽くなっている感じ。最後の挨拶で、「本日は、ご来店ありがとうございました!」と軽くボケを噛ましている所が可愛かった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/all/headlines/20100318-00000013-spnavi-fight.html
 
 今回、HIROKO選手に席を取ってもらったので、リング脇のかなりいい席で見られた。本当にド迫力だった。そして、やっぱり試合って、これまでどれだけやって来たかの延長線上にある物なんだな、という感じがした。選手の見た目、つまり体型で差を感じると言うのはあったし、やっぱり、身体がいい方が圧倒的に得だと思った。


 試合の余韻も程々に、「上海小吃に行こうよ!」と提案。電話して、席を予約してから風林会館方面へ。久々。で、出て来た料理は……、全然味が変わっていた。そして、量も激減していた。たぶん、以前の6〜7割なんだろうけど、半分くらいになった印象だった。味は、さらに現地っぽく、媚びのないアレンジになっていて、軽く衝撃を受けた。「こりゃ、完全に料理人が変わったな」と言う感じだった。美味しかったんだけど、やっぱ、以前の味をイメージして行くと、ビックリって言うか……。玲子さんは、何故か前よりも日本語があやふやな中国人になっていた。新しい上海小吃のメニューをもっと試したいので、新宿に寄った時は、なるべく行けたらいいな。