あれから1年

 3月11日だった。私も去年の今日の事を思い出してみようと思う。

 
 3月11日(金)14時46分18秒。勿論、職場で仕事をしていた。私の席は1階だったと言う事もあり、「お。デカいな。……ん。長い。長いけど、まぁ、直ぐ止むだろう」と思っていた。係長が、「取り敢えず、仕事はいいからみんな避難して!」と部屋から追い出されたが、チームの中で誰より最初に私は席に戻り仕事を続けた。余震が来た時、つくば市在住の方から電話が掛かってきていて、その冷静沈着な態度に、私は揺れながら(そっちの方が震源地近いでしょうがーっ!)と思っていた。

 16時頃になり、高層ビルの上層階にある本社が立ち入り禁止になった流れで、我々も帰宅を命じられした退社した。

 駅に着くと案の定電車は止まっていた。iPhoneで自宅までの予想徒歩時間は2時間。ちょっとしたハイキングだな、と思う事にした。肩から下げた鞄には図書館で借りた本が3冊、同僚が貸してくれた調理補助器具、お弁当箱や水筒、金曜なので制服も詰め込まれていてパンパンだった。よりによって、木底のブーツを履いていて、正に足取りは重たかった。誰が待つ訳でもない部屋に、早く帰る必要もなかった。予約していた歯科医院に予定通り着ける訳もなく、キャンセルの電話をしようとしたが繋がらなかった。

 そう。でも、ただTwitterが繋がっていた。みんなで情報を交換したり、励まし合ったりした。私は、冷えた鼻、手や膝を感じながら、その中に暖かさを感じていた。

 部屋に着いた時、時計は20時半になろうとしていた。「着いた。疲れた〜」。そう独りごちしてベッドに倒れ込んだ。全身が熱でパンパンになっていた。

 余談だが、それから後丸2日間、私は熱で寝込んでしまった。冷蔵庫、冷凍庫には丸々5日間分の調理済みの食事が備蓄されて、全く困らなかった。全く困らないのも如何なものかと思ったが……(苦笑)。

 
 今年の3月11日。昼前に起きて昼ご飯を作り、午後は「釣りバカ日誌」の3と4を観た。何なんだろうねぇ。この浜崎伝助と言う男は(笑)。

 もう半年以上、週末はいただいているフルーツをサラダとして消化するのに小さく悩んでいるのだけど(夏は「グレープフルーツとトマト、アボカドのサラダ(塩、胡椒、ワインヴィネガー、オリーヴオイル)」がブームだった)、今日作った「グレープフルーツとオレンジ、ニンジンサラダ(塩、胡椒、梅酢、オリーヴオイル)」は78点の感じだった。「リンゴとサツマイモのサラダ(蜂蜜、塩、胡椒、マヨネーズ)」も作った。そっちは55点かな〜。