新しい年

 いつの間にか2011年です。なんか、10年後も同じ事言ってそう(苦笑)。今年はかなり頑張って行く所存なので、各位よろしくお願いします。

 
 大晦日は、17時半までお店で働いてから、姫乃ちゃんとたすく君が出演すると言うので、浅草橋ブンガジャンへ。この店に来るのは2回目だけど、正方形っぽいフロア(私の自室も正方形っぽい)と、話したことは殆どなくても、見た顔が沢山居ることにとても落ち着く。

 姫乃ちゃん17歳とたすく君30歳のユニット。年の差13歳って、なんかそのシチュエーションだけでグッと来る。2期スパンクスファンですから。感極まって、たすく君が姫乃ちゃんに作った曲を自分で歌うと言う、たすく君の声が好きな私としては、とても楽しい一場面もあった。

 たすく君の作ったという曲は、よく覚えてないけど、本当によくて、あー、このまま、ずっとずっと悲しみの中で暮らして行くのも悪くないな、なんて思った。この悲しみがあったから、私の側にいつでも音楽があったんだろうと思う。私はその時、目と耳だけになった。

 途中、少し抜け出して、みんなでなか卯に蕎麦を食べに行った。たすく君が「俺はロリコンなんだから、今はつきまとってるけど、18歳になった姫乃ちゃんには用がないから。後、2ヶ月で着拒だから」と脅していて笑った。初めてのソロライヴで150人集客した姫乃ちゃんだけど、アイドルって本当に大変だと思った。下北沢生まれの都会の娘って、こういう風に育つんだなって、ちょっと羨ましく眺めた。

 ブンガジャンのカウントダウンライヴは、充実した内容だった。いい音楽が、箱に充満して、寂しさの隙間に温かく染み込んで、私は浮かれていつもよりも沢山お酒を飲んだ。ウィスキーを美味しいと思ったことがなかったのに、ジャックダニエルがやたらに美味しく感じた。

 全然、年を越す気分じゃなかったけど、M.M.KINGさんの煽る言葉と「ラッキーボーイ」の盛り上がりで、新しい年が明るいものになるんだなーと根拠のない確信が持てた。

 たすく君には、3年ぶりにこの間会って、それで間をほぼ空けずに一緒に年越しライヴ。「すっかり忘れていたけど、そう言えば、私が離婚する時、一緒に不動産屋回ってくれたよね。あの時もありがとう」と言ったら、周りでそれを聞いていた人が、「えー! それって? 一緒に住もうとかそういう風にならないの?」って言っていたけど……、そうだなぁ、39歳のファザコンと、30歳のロリコンカップルなんて成立しないでしょう。今、自分の事、初めてファザコンって書いたけど、たぶん、そうなんじゃないかな、と思う。この父親を嫌悪する感じ(苦笑)。

 ちょっと前から、40歳の誕生日をイヴェントにしようと思っていて、ブンカジャンはいい感じの大きさだなーと思ったので、早速押さえてしまった。やりたいことを全部やったら、パンクすること間違いなしなんだけど、なるべく全部やりたいかなー。半年あるから頑張ろう。

 そこから、タクシーで新宿に移動して、また飲み直した。本当に飲み過ぎた。でも、メチャメチャ楽しかった。