兄弟っていいなぁ、と思った週末

 引越し前夜である10日日曜日、妹が手伝いにきてくれた。「手伝い? 引越準備に2ヶ月もあるんだもん。ひとりで出来るよ」と言ったのに、再三に渡り、「心配だから行くよ」と連絡をくれるので、「それなら……」とお願いした。妹が来なかったら、絶対に、間違いなく終わってなかったという結果に(苦笑)。妹は、11時半から17時半まで働いてくれたんだけど、その後、私は午前5時半まで梱包を続け、1時間半の仮眠の後、発狂寸前の形相で、床に散らばった物を箱の中にただ押し込めるという作業をして業者を迎えたのでした。

 親ばか的はジャンルとして受取って頂ければ、と思うが、私は妹が生まれた時から今まで、彼女を「可愛い」としか思った事がない。5歳と、まあまあ年が離れているからなのかもしれないが、見た目もさることながら、ちょっと控えめな性格や、素朴な感情など、本当に可愛くて仕方が無い。

 久しぶりに会った妹は、ちょっとふっくらとしていて、笑うと以前より深く目の周りに皺が現れていた。私は、(なんて和らいだ、幸せそうな顔なんだろう)と、不自然にならない程度に彼女を眺めていた。妹が帰ってから、私は改めて自分の顔を見た。常に緊張感をたたえた、戦う女の顔だ。「奇麗」だとは言われても、「可愛い」とは言われない顔。やっぱり、女は可愛くなくちゃいけないな。いつか、私も可愛い顔を手に入れたい。希望を失ったらそれまでだから、いつか手に入れる事が出来ると信じて頑張ろう。

 11日、引越業者は9時に私の部屋のチャイムを鳴らし、10時半には全ての荷物をトラックに積め、12時には新居へ到着し、全ての荷物を運び終えたのは、13時半だった。marvelous! この業者で4回引越したけど、次回も(もしあるなら)ここに頼もうと思った。

 14時半、今回保証人になってくれた(勝手に生命保険の死亡保障の受取人にも設定している)弟が、仕事着のまま不要品の受取りに部屋に来た。最近の弟の挨拶は、「お久しぶりです」(まぁ、確かに、私は父親と仲違いしているので、実家へ行かない。父親の会社を継いでいる弟とも、ここ数年会わず、殆ど話していないのだ)。弟が私の近況を聞きたがるので、サラリと上澄みを話した。

 久しぶりに会った弟は、サッカー体型からすっかりゴルフ体型になっていた。時間があるとゴルフに行っていると、黒い肌に白い歯を浮き上がらせながら笑って言った。近況を話し合いながら、お互いに「忙しなく動き回ってるんだなぁ」と笑い合った。私は、弟を尊敬している。弟も(こんな)私に対して尊敬の意を崩さないでいてくれていて、少し照れた。兄弟って、良いな。

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 弟が帰った後、折りたたみベッド(メホール)が届いた。こいつを広げられる場所を確保しなくてはならない訳だが、17時を回っても目処が立たない(苦笑)。仕方ないので、「行けない」と誤りのメールを送信。ベッドが広げられるようになったのは20時だった。

 「寝ないと、今週戦えない」と思ったので、泡を立たせたお風呂に。お風呂が(これまでと比べて)格段に広くなって嬉しい。そして、湯上がりソルティードッグ。殆ど眠らないで、ずっとMaxパワーで作業していたので、酔いが回りながらも冴える頭でなかなか眠れない。楽しい気分の夜だった。