診察3

  前回の宿題、「助けになった事」について話をする前に、6月17日、壮絶に落ちた前後の話をした。きっかけは、普段全く話をしない人と、会社で交わした2〜3言が原因だと言うは分っていた。その話をし、前回、私が「『どうなりたいのか』に答えられない自分」について、この一ヶ月考えた結果について話した。


 私は両親を恨み過ぎていた。両親の口にする、甘い毒を嫌悪していた。「あなた方が、私に幸せになって欲しい」と言うのなら、絶対にあなたの望むような幸せな人生なんか歩んでやるものか、と24時間4年くらい考えていた。それが最近、両親を赦したいのか、赦したくないのか分らなくなって来たのだ。ゆっくりする時間が持てるようになり、自分の人生をもっと自分の為だけに使う事を優先すべきなのではないかと思うようになって来たのだ。 とは言え、現実は漫画じゃないので、そう簡単に方向修正が出来る訳でもなく、何かある毎に悶絶する羽目になる。私が奇麗な心になれる日は近くないと思う。千里の道を歩み始めたばかりと言った所。


 そして、「助けになった事」について話した。やはり、私の助けになったのはJUMEAUX OBSCENESだと思うので、その事について話した。JUMEAUX OBSCENESは、音楽ユニットであって音楽ユニットでない(まぁ、アートユニットでもないんだけど)。これは私だけの感覚かも知れないけど、私は相方に、いつも背中で寄りかかっている。普段、全く相談し合わないし、真剣に話し合ったりしない。話す事と言えば、嘘といい加減な内容ばかりだ。だけど、私にはそう言う事に欠乏していた。実際に話した事は、ここに書いた事とは全然違う事だが、言いたい事はたぶん同じだと思う。


 それから、楽しい事があった後に必ず落ち込む事について話した。T主任が、「DVの影響でしょうね」と言った時、何かを思い出しそうだったが、思い出せなかった。意識していないけれど、記憶が欠落している部分がいくつもあるんだと思う。


 問題の外郭がだいぶハッキリして来た気がする。次までの宿題は、「一人の時間が大切だと思う時」「どのように過ごすのが理想であるのか」について考えておく事。(6/30記)