ホストのような美容師

 ストパーが抜けてきて、髪がすぐうねってしまう様になったので、縮毛矯正しに美容院に行って来ました。前回切ってくれた人がお休みだったので、系列店である別の店に行ったのですが、担当してくれた美容師がまるでホストみたいだったの。笑いまくりました。見た目は、ダイゴとアフガンハウンドを足して2で割ったような感じ(笑)。ダイゴと似てない所は、話すのが大好き!って言ってよく喋る事。似てる所は、ゲーム好きな所(よく分かってないけど、鉄拳の新宿で一番になった事ある、とか言ってた)と、九州(大分だが)出身だという所。

 「そんなにピアス空けてるなんて、変態でしょ?!」とか楽しそうに言うので、別に変態って言う程の変態でもないと思うんだけど、「ええ、変態ですよ」と答えたら、もの凄くビックリして、「ええっ! ねーねー、この人変態なんだってー」とか周りの人2〜3人に言いふらしてました。「変態でしょ?って訊かれたら、普通そうですよって答えません?」って訊いたら、「そんな事ないよ。普通、変態じゃありません、ッていいますよ」って答えられちゃいましたけど、そうかなぁ〜? 私の周りでは、こういう質問したら、まず100%「変態です」って答える人しか居ないけどな〜(私の周りが特殊なのか)。

 縮毛矯正をして、ちょっと良いトリートメントして、サラサラになった髪を見ると、本当にウキウキした気分になります。こう言うのを“女の子な気分”って言うのかなぁ。よく分かりませんが、多分そうなんだと思います。ニコニコしながら、カットして貰うのを待っていたら、担当のNさんがやってきて私の髪を撫でながら、本当にホストっぽく「可愛くなりたい?」って言いました。

康「……可愛く? うーん」
N「えっ! 可愛くなりたくないの?」
康「可愛く……って年でもないから」
N「いくつ? あっ、内緒?」
康「○○才ですけど」
N「えー、見えない! 見えないからいいじゃん。可愛くなろうよ!」
康「じゃー、可愛くして貰っても良いけど……、それだけじゃなくて、ちょっと大人っぽい感じにもなりたい」
N「よくばりだなぁ!」
康「女とは、欲張りな生き物なんですから! ふふふ。でも、それに答えて行かなきゃいけない商売なんですよ、Nさんは」
N「はは。そうそう。その欲張りな女達に、いかに泣かされてきたか! でも、答えていきますよ。任せて(ウインク)」
康「お願いします」
N「でも良かった。さっき来た時、結構髪が死にそうだったから、ちゃんと奇麗になったね。内緒で縮毛矯正の時に、トリートメント足しておいたんだー。生き返った!」
康「はははは。良かったー。死ぬ前にここに来れて」
N「俺も良かった。死ぬ前に君に逢えて!」

 ホストクラブって行った事無いけど、たぶん、こんな男の子ばっかりが、ワイワイワイワイ言いながら、女の子たちを笑わせてるんだろうな。楽しかったです。

 お休みだったのでスッピンで行ったんですけど(女も休んですみません)、Nさんは帰り際こう言ったのでした。「今度は、化粧した顔を見せに来て」。どうしようかなぁ(苦笑)。