新宿ロフトって30年もやってるんだ……

 たすく君に誘われて、松村君と、新宿ロフト30周年を記念してるらしいイヴェント(タイトルは、“SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY "ROCK OF AGES 2006”っぽい)に行ってきた。

 手書きで書かなくちゃならない書類があって、それを何度も書き損じた為、30分も研修先を出るのが遅くなってしまった上に、やっぱり一人では辿り着けなくて、何度もコマ劇場の周りを回って、最初のアクトだったKQLDを半分以上聴けなかった(涙)。『Isfahan』(ちなみにここで試聴出来るようです)、『京マチ子の夜』、『Sweet Memories』の3曲くらいだった。ガックリ。

 ギュウギュウでよく見えなかったんだけど、菊地さんはロシアっぽい、シッポ付き毛皮の帽子を被っていた。どうして、そんな髪に悪そうな物を! 自虐だろうか……。否、冬だからだな、きっと。よく分からない。演奏は、いつものようにセクシーだったんだけど、何だか今回は妙に爽やかでポップな感じがした。MCはあったのだろうか……。

 KQLDが終わった所で、たすく君を探して会場を彷徨いた。でも、何故か見つからなかった。本当に、何故見つからなかったのか謎。あんなに練り歩いたのに。

 少し時間を置いて、鈴木慶一さん、サエキさん、菊地さんという並びで、トークショーが始まった。テーマは「80年代音楽について」なのかな?(ホント、全然分かってない) 菊地さんは、“お父さんとお父さんの友達と話している子供”の様な無邪気さと遠慮がちな態度でヘラヘラ笑いながら話していた。鈴木さんのほんわかしたマイペースなトークに、サエキさんが切り込みまくると言った雰囲気で、纏まりがあるんだか無いんだか、でも、面白かったなぁ!という、まさに“ショー”という感じだった。

 パール兄弟の演奏を初めて見たのは、去年の春の青い部屋で、サエキさんと窪田晴男さんのデュオみたいな感じのだった。デュオの時は渋くて厚みがある感じがしたのだけど、バンドだと全然違う感じだった。パワー!って感じ。独特のトークとパフォーマンスで、オーディエンスをわーっと括る。楽しかった。途中で見付けた松村君と、最後になるまで見付けられなかったたすく君は、「生パール兄弟って始めて聴いたけど、普通に格好いいんだねぇ。でも、サエキさんがヴォーカルじゃなかったら、全然違う感じになるんだろう」と言う感想だった。

 久し振りに全身で音を聴いた。細胞が活性化する感じがして、気持ち良かった。生ビールを2杯飲んだのだけど、もの凄く回っていて、金曜日の疲れも伴って、グラグラになっていた。DJのELEKTELさんにだけ、軽く挨拶をして会場を後にした。