「アーバンギャルドのSHIBUYA-AXは、病気。」

 宗像明将氏の勧めで、昨年12/20のBiSワンマン@恵比寿リキッドルームに行ったのだが、その際オープニングアクトアーバンギャルドだった。

 勿論、彼らの事はずっと以前から知っていたし、噂やYouTubeも見聞きしていたし、狭い世界なので天馬さんとは飲み会で2度ほど同席した事があった。なので少なからず期待して観たのだが、短い時間ながらも期待以上に面白くショーアップされたステージで楽しかった。そこでAXでワンマンと聞いてすぐ予約してもらった。

 そんな経緯で観た「アーバンギャルドSHIBUYA-AXは、病気。」 、楽しかった、と一言では言えない感じだった。乱入騒ぎがあった。→『3/20 アーバンギャルド渋谷AX公演 乱入騒動まとめ』。以前、某ライヴで廃いゆー子ちゃんに絡まれたウチの相方松村君は、払い腰(柔道の技です)でぶん投げていたが、流石の天馬さんは大人の美しい対応で、多くの人たちの先頭を歩く人なんだろうなぁと思わされた。

 廃いゆー子ちゃんは、普通の人ではない。それは連れてきた魔ゼさんだって分かっていた事だと思う。あれが私の大嫌いな無力無善寺での出来事だったのなら、もしかしたら笑い話だったのかも知れない。でもこの日は違った。渋谷AXだったのだ。誠のような男は何処にでもいるんだな。好きになる人に必ず嫌われてしまう男が。

 それにしても構築されたパフォーマンスだったのに、版画の原板に傷を入れられてしまったみたいに悲しい出来事だった。DVD化すると言っていたが、奇麗に編集出来るだろうか。詩の朗読を聞けなくて残念。

 正直、これまでヴォーカルよこたんのことを美しいと思った事はなかったが、今回のワンマンでの立ち居姿は本当に美しかった。でも、もっと彼女に似合う服を着ればいいのになぁ。なんで、あんなイモっぽい身体に合わない服を着るのか、そのザワザワ感がいいのかな。よく分らないけど。

 まぁ、総じてライヴは楽しかった。また、機会があれば行こうかな。