ガッカリ

 結果的に、魔女Hの(他人には理解し難い)主張は完全却下された事には間違いなかった。彼女は出社し、平等に割り当てられた業務をそれなりにこなしているようだった。流石に、課長に「ふざけんな!」って言われたらやるよねぇ。やらないで早く辞めればいいのにって、私は思ってるけど。

 ともあれ、これら一連の流れも、彼女にとって「ここまではサボれる」と言う調査に過ぎない出来事だったのかもしれない。イライラさせられている分、少しは精神を消耗して欲しいと思うが、そんな常人と同じ心を持ち合わせているとは到底思えない。これまで、絶対に自分の非を認めなかった女だ。

 そういえば、こんな事があった。朝礼の記録帳を彼女が決まった棚に戻さなかったので、注意をすると「ここに置いた方が分かりやすいと思ったので置いたの」と。ハァ? みんなで使う物なのに何言ってるんだ?と耳を疑ったが、それが“正論”だったのだろう。

 しかし今日は、職場のキチガイにばかり構ってもいられないくらい忙しかった。面倒な案件をよりによって2本も取ってしまって面倒な事になったり、フロアの端から端までまんべんなく、全ての商品で見積もりか契約を取ったり、新規申し込みの出来ない古い保険の資料を作り直したり。そして、営業獲得の架電をやるハメにもなったりしたよ。ヘトヘトになったー。

 さて、明日は土曜。空いてる電車が好きだから、週末の出社は結構好きだ。