不安神経性かよっ(予測)

 「ぶつかりたくない」と言いつつ、今朝の私の心は完全に臨戦態勢で出社した。オフィスに入ると、リーダーから「席替えしたから」と。軽く拍子抜けしたが、ホッとした。本当にぶつかったら、今後面倒くさいし。

 とはいえ、腹立たしいので、今日一日はHさんを視界から外して仕事をした。一日の業務が終わり、先にHさんが帰ると、リーダーSさんから「はぁ〜! 朝はどうなるかと思った!」と安堵に満ちた言葉が漏れた。

私「どうしたんですか?」
S「朝、Hさんが蒼い顔で、『今日は荷物を引き取りに来ました』って言うからさ〜」
私「マジっすか? 冗談でしょう?」
S「本気っぽかったわよ」
Y「そうねぇ。Hさん、だいぶ痩せたみたいだったし」
S「なんかね。隣に居てくれないと不安でどうしようもなくなってしまうんですって」

 はぁ、聞いてられませんなぁ。ともかく、私が受けた衝撃以上に、Hさんは理解出来ない理由で消耗しているようなので、「ま、いっか」という気持ちになったけど……、もう話しかけるのよそーっと。結局傷付けられるし!