ペチャクチャナイト Vol.50@Super Deluxe 六本木

 双子のゲーム1&2でVJをしてくれたトーチカ(最近、クレルモンフェランフィルムフェスティバルでグランプリを受賞したりして、とても勢いがあるのです)が出ると言うので、『ペチャクチャナイト Vol.50』へ行って来た。50回って凄い。初めて行くのに、何だかもうその事だけで感極まりそう。

 プレゼンテーションタイムは、20時20分からと書いてあったので、その少し前に行こうと思っていたのに、今月末で辞めるNさんと初めて長く話したので、遠回りして行く事にしたら少し遅刻になってしまった。会場に着くと、私の大好きな銭湯の話をしていた。そこで、麻布十番温泉が今月末で閉館する事を知った。

 前半のトリがトーチカだった。大きな画面大作の「ピカピカ」を見られて楽しかった。周りに立っていた人たちも、歓声を上げて、賛辞を送っていた。その場でワークショップが開かれ、短いアニメーションが作られて、まるで魔法のようだった。お二人は本当に素敵。

 メモを取りながら見ていたのではないので、正確に書けないかもしれないが、それぞれ自分の仕事やライフワークを、スライドや映像作品にして、英語と日本語と交互に話し発表して行った。多分ロシア人の女の子が、自分が撮った牛乳を指して、「この牛乳は太いです」と言ったのが面白かった。ロシアでは、“太い”と言う単語と“濃い”という単語が同じなんだろうか。建築関係のユニットが数組出た。どれも興味深く、遊び心があってとても楽しい気分になった。特にMADというユニットが話し方も面白かった。賞を取ったマリリン・モンロー・タワーも素敵だったが、『中国で基礎工事を現地の人に頼んだら、最初は「出来る」と言うのに、1ヶ月後には「やはり出来ない」と何社にも言われ、依頼主が業を煮やし、勝手に、しかも適当に施行を始めたので、慌てて止めさせて、計り直して、それに合わせてまたデザインをし直す羽目になった』というエピソードが猛烈に面白かった。

 『セックスについて』と言う様なコンセプトでプレゼンをした所が3つくらいあった。『絶滅してゆくセックス』を歌う我々ジュモーオプセーヌだが、こう学術的(風)に扱われるセックスを見ると、衰退して行っているのか、それともそうでもないのか不思議な感覚になった。たぶん、日本人以外の人種が半分以上を占める会場だったからではないだろうか。モノクロで見る男性脳と、カラーで見る女性脳と言う考えが面白かった。

 終電の時間が迫っていたので、モンノさんには挨拶したが、ナガタ君には声を掛けられなかった。ワクワクドキドキの楽しく刺激の多いイヴェントだった。


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