TGV#19 "Groovin' & Relaxin"

 このオールナイトイヴェント、無事終わりました。ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。24時から始まるイヴェントなのに、結構人が集まってました。採算は合っていたのかは、よく分かりませんが、楽しい時間を過ごさせて頂きました。


 衣装の胡摩ちゃんに、「見に行けないから、写真撮ってね」と言われたので、カメラを持って行こうと思ったのに、結局見付けられませんでした。お陰で、予約していた美容院に遅刻となりました。いつものNさん。「調子はどう?」って訊くと、ブルーのカラコンした目でにっこり笑って、「全然駄目」っていつも答えるの(苦笑)。そういうのが良いのです。頭蓋骨の上の所に水が溜まって倒れたんですって。酷い。マジに調子悪いね、それは。そして、いつものちょっと強引なトークが落ち着けます。ちょっとのさじ加減が難しい所なんですけど。

 髪を作って貰って、走ってリハーサルスタジオへ。mona-recordsのリハの前に、一回通す事にしていたのです。私も結構大荷物でしたけど、機材を持ってこなくちゃいけない松村君は、ずっと大荷物でした。ろくに食べていなかったので肉まんを食べていたら、「カメラ持ってきたよ」と松村君が写真を撮ってくれました。プレビューに写る自分を見て、ちょっとびっくり。これまで見た自分の中で、一番痩せて見えました。……これなら確かに「痩せた痩せた」と言われる筈です。食欲が無いというのは、こんなにダイエット効果(と言うのでしょうか?)があるものとは。食欲を抑えるという耳ツボを押すというダイエットがありますが、効けばかなり効果があるのではないでしょうか? でも、食欲が無いという生活は、幸せかどうかと言ったら、そうでもないような気もします。まぁ、幸せの基準は人それぞれですけど。本来食いしん坊の私にとって、幸福感を得られる部分の多くが欠落してしまったような寂しさがあります。

 mona-recordsでのリハは押しに押し、ヒノマリストは完全なる公開リハになりました。電車の中で、膝を大きく開けて座っている女の子を見るとヒヤヒヤしてしまう私なので、Vo. エルコさんが膝を開くポーズをする度にドキドキしていました。そんな振付とは関係なく、じんわりした昭和歌謡とザッツ・エンターテイメントな演奏とパフォーマンス、小粋なトークで会場を楽しませたのでした。

 クリスマスソングが何曲も流れたので、「そうだ、もう12月なんだ」と改めて思いました。クリスマスソングというのはどうして、楽しげで、切なくて、暖かくて、キラキラしていて、心の底をくすぐるんでしょう。クリスマスの何が楽しかったのか、何が切なかったのか、明確には思い出せませんが、記憶の何処かに触れて、特別な感じがするのです。

 Wools。何故この出演順なのか分からないです。上手い! ……は! 上手いと書くのは失礼なくらいですよ(試聴→http://woolbiz.com/music.html)。SEXY! (ヒノマリストもそうですが)うちらがやっぱ出番一番だよなぁ。リハの時に、宗像さんが「次の曲、Vo.に220bpmのディレイを下さい」と言ったのですが、私には一生言えない(一生は言い過ぎか)台詞だなぁと思いました。私はいつでも「いい感じで」ですもんね。全体から醸し出される悪い感じもぐっと来ました。

 Woolsの途中で、着替えに楽屋に行きました。肩からかけるファーを二つ持って行って、「どっちにしたらいいかなぁ」って松村君に訊いたら、「もうー。ちゃんと決めてきてよー」と言われてしまいました。訊いてもいいじゃんかー。訊くのが楽しいのにさ。本番は予定通り、『拝啓ミスインターナショナル』『フロイドと夜桜』『SWEETS』『普通の恋』をやりました。個人的に、もう『拝啓』はお蔵入りさせたい一曲なのです。この曲は乙女の歌だから、テンションをかなり上げないと難しいの。あ、誰も気付いていなかったかも知れないけど、嫌な所で歌詞を間違えました。「あたしと変わらないくらい奇麗な男の子なんでしょ?」ですって。わ、わ、わざとじゃないです! やだやだもー。そういえば、毎回やっている、「SPANK HAPPYの認知度挙手アンケート」はやりませんでしたね。本家も出演した事のあるTGVのイヴェントですもの。やるのが失礼ですよね。毎回最後にやる『普通の恋』。やっぱり、やっぱり良い曲だなぁと思うのです。荒木さんのアレンジも本当に良いのです。<普通に恋をして 普通に手を繋いで 普通のキスをして 泣いたり笑ったりしたの/普通に抱きあって 普通に甘えあって 普通にケンカして 泣いたり笑ったりしたの/これはどこにでもある 誰にでもある そんなありきたりな 当たり前のお話/これはどこにでもある 聞いたことある そんなありきたりな つまらないお話/普通の恋>

 そして、ELEKTELhttp://www.elektel.com/tdiary/)。なんていうか、このお二人は見てるだけで、ほのぼのするんですよねぇ。フィギュアがあったら欲しい、と思うのは私だけでしょうか。同じスピーカーを使っているのに、音が溢れ出してくると感じるのは、何か魔法を使っているからとしか思えません(←頭悪い発言)。ゲストのヒロパンダさんのFl&Saxが、みずみずしさをプラスして、本当に素敵でした。最後のドコモダケの歌、めっちゃ可愛いかったです。終わって、polymoogさんが「ライヴをやる度に、“もうやりたくない”って思う」と言ってましたが、何故そう思うのか全く解りませんでした。うーん。私は、確かに眠そうにはしてましたけど、とても楽しかったです。

 DJ陣に関してのコメントを全く書いていませんが、クドウハルヲ氏の司会進行で行われた、TGV#19は無事幕を下ろしました。ハルヲさんは、流石隔月でトークショー的な事をやっているだけあって、立て板に水な語り。私も仕事で、かなり喋ってると思って居るんですが、いつまで経っても上達してない気がします。

 eriちゃんが、THEOBROMAのショコラをとお土産にくれました。「仲良く分けて下さいね」と、改めて言われたのは、最近の我々は、本当に仲が悪かったから(苦笑)。……仲が悪かったと書くのは、ちょっと語弊があるか。お互いに苛々して居たので。眠くて溜まらないのに、衣装をPICK UPの車が来るまでの間、松村君は付き合ってくれました。帰り道、eriちゃんが撮ってくれたライヴ中の写真を、デジカメのスライドショーで見たら、ほんの数時間前にあった事なのに、もう思い出になっていました。松村君が電車を降りて数分も経つと、空が白桃色になってゆきました。眠い目を擦りながら、何度でも青春はやってくるんだなぁと思いました。