学校

 4ヶ月(学科3ヶ月+実技1ヶ月)の学校が始まって、1ヶ月半です。……あれ、もっと経ってる気がします。たぶん、信じられない勢いで、クラスメイトと仲良くなったからでしょう。本当に、自分でも信じられない。つまり、クラスメイトと一緒にランチを取ったりしていますよ。自分にびっくり。

 やっぱり、そんな風に打ち解けられるようになった一番の理由は、放課後の編み物部活動ですね。ちなみに、学校の人が私に付けた(ちょっと恥ずかしい)あだ名が二つあるのです。ひとつは“ヤスティ”。康乃ティーチャーの略だそう。そしてもう一つは“匠”。これ、先生がそう呼んでいるのです。この間まで編んでいたセーターが、大変凝った模様だったからみたい。仲のそれほど良くない人に呼び捨てされる事は止めても、あだ名を止める事は滅多にしないので、言われる度に軽く照れてしまいます。


 海外での仕事を想定して、そして、国家試験にもその科目があると言う事もあり、毎週3時間、英語の授業があるのです。その時は、2クラスに分けられます。勿論、私は初級クラス。クラスメイトには帰国子女やワークホリディなどで英語圏での生活経験者が多く……、と言うのもありますけど、改めて書く事もないんですが、私は英語が苦手なのです。嫌いじゃないんですけど。

 クラスメイトがみんな陽気で、間違っていてもどんどん喋る、単語が解らなかったら、ボディランゲージで、と言う人達ばかりもというのもあって、私も取り敢えず声を出す、話してみる、授業中も放課後も外国人講師と無理矢理喋ってみるという感じになって来ました。そうなるとやっぱり、文法が気になる訳です。で、姉貴の本でも紹介されていた文法の本『必ずものになる話すための英文法〈初級編 part1〉』を開きました。……あはは。買ったけど、開いてなかったの、今まで。本当に基礎なので、これを丁寧に復習(だって、中高大学で習ってきてたんだもんねぇ)しなくちゃ。

 英語の来年頭までの宿題は、『英語で日本のお薦め観光地を紹介する(旅程、行程、料金、見どころ、文化、食事など)』と言うもの。紹介文も頭が痛いけど、終わった後の質疑応答に対しての予習も大変そう。

 他の授業では、相変わらず日本・世界地理はとても面白いんですけど、旅行法約款(ツアーでパンフレットで約束している旅程をこなせなかった場合の返金についてとか)や交通料金(何処を経由すると割引率が上がるとか)も、何げにすぐに役立ちそうな授業で楽しいのです。

 私は今まで、旅行会社が作ったツアーに参加したという、記憶が無いのですけど、色々勉強していると、「ツアーも面白いかもな」と思うようになって来ました。