唇に (2)

 発表会前、最後から2回目の練習なので録音しようと思ったのに、FullのMDしか持って行ってなかった……。ちゃんと確認しろ!>自分


   『唇に』           詞&曲:朝日美穂
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今日も誰か 終わって始まるものの祝いに
声上げて 泣いてたり笑ってたり
私には あなたなしの始まりがおとずれた
声のない 激しい静けさの中で
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遠く後戻り 色あせた日々 もう一度ここに現れて
ちぎれそうな夜も いずれ慣れ忘れてく
そんな日が どうか訪れないで
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Oh, my darlin' 唇に 触れていて 愛が伝わるのに
Oh, my darlin' 今ごろは 誰の愛に抱かれて 夢を見てる
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今日も誰か うつろいゆく雲の隙間に
手を伸ばし 向かったり振り返ったり
私が たぐり寄せるべき糸は何色
手探りの 激しい静けさの中で
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遠ざかる景色 いつもいた場所 これからどこにいけばいい
新しい朝に いつか導かれても
あなたの匂い どうか離れていかないで
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Oh, my darlin' 唇に 触れていて 愛が伝わるのに
Oh, my darlin' 今ごろは 誰の愛に抱かれて 夢を見てる
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Oh, my darlin' 唇に 触れていて まだ愛が伝わるのに
Oh, my darlin' 今ごろは 誰の愛に抱かれて 夢を見てる


 イントロの入り方を決めた。元曲は、3/4拍子でちゃらちゃら〜んみたいな(この表現酷い……)のが入っていて、突然、ピアノとベースがユニゾンで運命みたいなフレーズを弾いて歌が入る。このイントロは、ちょっとライヴ向きじゃないので変えることにした。ちょっと考えて、C→C:1拍、A7:2拍→Dと言う事にした。カッコイイ。

 家で、微妙なフレーズによって変化するメロディラインを、メモったり歌ったりしてきたつもりだったが、CDと一緒に歌うのと、ピアノだけとで歌うのとでは違っていて、毎度すぐには上手くいかない。細かいセンテンスに分けて練習した。

 「「どうか訪れないで」の所はセクシーに少し激しく歌って、ブレスし、サビの「Oh, my darlin'」は、ぐっと抑えて可愛く歌うのが良いのではないか?」と提案された。「セクシーに! 私にとっての難題だ!」と思ったが、確かにそういう要素は必要な歌だと思う。

 最後、(Dから)Fに転調した後、私は基本的にファルセット。なので、発音を寄りハッキリしないと、音程も歌もぼやけてきてしまう気がした。滑舌を気にして口の形を大袈裟にしたら歌いやすくなった。後、「誰の愛に抱かれて」の所で、微妙に地声の音域に触れる。そこが難しい。もう少し、大きな声で腹筋に力を入れ気味歌えば、揺れないんじゃないかなぁ。どうだろう。でも、あまり気張りすぎるのも、それはそれで私の慣れたノリからは外れるので難しいのだ。

 「間奏とエンディングでのぐのぐに入ってもらうよう頼んだら?」って事になっていて、「エンディングは、2小節ずつ掛け合いにしたらいいよ。フレーズはある程度考えてきた方が良いね」と言われた。「のぐのぐが居なかったら、ピアノと掛け合いにしよう。どっちにしても、ここは掛け合いね」って事になった。あぁ、バトルなのだー。乗り越えたい。負けてばかりの試合じゃ駄目なんだよなぁ。解って入るんだけど……。うむむ。頑張らなくては。