夏休みを満喫するぞぅ

 咽の痛みもうっすらだし、風邪はもう治ったと言って良いのではないでしょうか。昨晩、いい気になってお菓子(歌舞伎揚げとチョコマシュマロ)を食べたら、朝には鼻の横に吹き出物が出てました。相変わらず、胃に入った物が顔に出るまでの反応が早すぎます。

 いやぁ、夏休みですね。誰がなんと言っても、今は夏休み。私がダラダラしているのは、バイト先が、東京都大田区から熊本県熊本市に移転し、異動を希望しなかった為ではありません。


ベートーヴェン:ピアノソナタ全集

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集

 そんな、サマー・ヴァケイション 2005を満喫してる事を感じさせるCDは何だ?!と考えた結果、アルフレッド・ブレンデル氏の「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集(11枚組)」を聴いています。なかなか、今の気分に合っています。

 解説(門馬直美さん)を読んでいるのですが、「ピアニズム」という単語が出てきました。キーワードにあるかな? 一旦、内容を登録してみよう。

 ……無かった(みたい)。ググッてみましたが、「ロシア・ピアニズム」と言うのがいっぱい引っかかってきて、なんだか良く分かりません。解りそうな事が書いてありそうなサイトをいくつか開きましたが、なんだかぴったりの言葉には辿り着けませんでした。

 全く関係ないですが、『ピアノと遊ぶ会会報』1988年8月号に掲載された岡田克彦さんのエッセーの冒頭部分に心惹かれました(後で最後まで読む為にメモ:http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/essay22.html)。


 有難いことに、ほとんど全ての作曲家はピアノ曲を残してくれています。しかし、ピアニズムにおいて、ショパンを凌駕できる作曲家は、これまでのところ一人もいなかったようですし、また、この先も、まずいないでしょう。たぶん、ショパンピアノ曲の嫌いなピアニストはこの世に存在しないだろうと思いますが、「ぼくはもうショパンを卒業しました。」なんていう言い方ですら、ただの社交辞令か、教養主義を装った、見栄っぱりな言い分にすぎません。なぜなら、そういう言い方は 「ぼくはピアニストを廃業しました。」というのと同じ意味になるほど、ショパンのピアニズムはピアニストにとって不可欠なものになっているからです。つまり、ショパンの後に活躍した作曲家でピアニズムにおいてショパンの影響を受けなかった人 など一人もいないからで、「今日において、ショパンの弾けないような人はピアニストとしての存在価値はゼロだ。」と断言してよいと言えます。

 何か凄い(ピアニズムが何なのか正確には解ってないんだけど)。