骨髄バンクドナー登録してみた

 徒歩15分の献血ルームが何時までやってるか、確認したかったので、「チャンス」(パンフレット)に書いてある電話番号に電話する。

 「もしかして、登録ですかっ! 宜しくお願いします」と、妙にテンションの高い男性(推定50歳)が電話に出た。「もう直ぐ、受付終了時間ですが、受付てくれるそうなので、お気をつけていらして下さい。念のため確認しますが、18歳以上で、現在療養中でなく、体重は40kg以上ですか? 本日は、チャンスをご覧になって電話頂いたという事で宜しいでしょうか?」と、話す順番がメチャクチャで可笑しかった。

 献血ルームに入り、受付で名前を言うと、「今日は、検査だけですか?」と来た。受付けギリギリだと言うから慌てて来たのだが、“献血”はまだまだ受付時間内だったのだ。少し迷ったけど、1年以上献血して居なかったし、なんとなく「良いですよ」と言った。

 血圧測定と問診時、「VTRは見たか」とか「チャンスは何度も読んだか」とか、「覚悟は出来てるのか」とか矢継ぎ早に、まるで血紋でも取られそうな勢いで医師に質問され、「同じテンションで、返事しなきゃ駄目なのかなー」と思いながら、顔はにこやかにして相槌。説明がひとしきり終わったら、医師は「……以上の事を踏まえていただいて、ご協力頂けるのでしたら、本当に宜しくお願いします」と二重人格ばりに優しく言った。

 私は、パンフレットを1度しか通して読まなかったけど、骨髄移植について、何にも知らない訳でもない。医師は何について、あんなに確認したかったのだろう。

 適正検査に最低3回(訂正:3回行くのはドナーに選ばれた人)、献血ルームに行くのと、ドナーとして認定されると、3泊4日の入院の前に、健康診断と自己血採血で2回病院を訪れなくてはならないと言う時間的拘束が平気か?と言う意味なのか?

 意思確認の時には、必ず家族の許可が必要になるので、家族を説得出来るか?と訊いていたのか?

 全身麻酔をかけて、太い針を何本も指される痛みに絶えられるかを確認していたのか?

 若しくは、単純に「ご注意事項の確認」だったのか? よく分からない。

 取り敢えず、後2回、少なくとも検査がある。いつになるのかな。