渋谷の夜

 昨日の夜、Soi TravelCLUB ASIA Pへ。

 頭から行って、タニシKちゃんが「気になる」と言っていたので、気になっていたkiiiiiiiを見よう、と思っていたのだけど、風呂掃除に熱中するあまり遅刻(苦笑)。ちょこっとだけ見られた。お笑い? 確かにもうちょっと見たかったなぁと言う気になったけど、今日はお風呂がピカピカになって良かったと思う事にした。

 向かう途中に送られてきたメールによると、会場はさほど混んでいないとの事だったけど、私が到着した時にはもの凄い人で、ドリンクバーの近くに居ると言っていた、松村君とたすく君の所まで辿り着くのに、「すいません」を100回ぐらい言う必要があった。

 暫く、松村君と話していたら、何故か松村君がたすく君を私に紹介するので、「はじめまして」「やー、どうもどうも」「読んでますよ」とか、訳の分からない初対面ごっこをする羽目になった。途中で「何やらせんのよー」と言ったら、「たすく君がここに居る事を気付いてないかと思ったから」って。え? こんなに存在感のある人を気付かないって?


 SPANK HAPPYが始まった。菊地さんは、もの凄いカジュアル。辛うじて(なのか?)襟がファーになっている所が、これまでの流れを感じさせていない事もない。黒いフィットしたロングパンツの上に赤いオーガンジーっぽい素材(遠かったので、あくまで印象)がダブルになっているのを履いていた。子供のような服。

 今日のお相手の女の子は、真中瞳さん似の女の子。黒い異素材の組み合わせで出来たドレス。デザイン的には、ウエストの所からスカートに向かってダイヤ型のシェイプラインを出しながらも、ふんわりとしたAライン。緊張しながらも退屈を装っていて、もの凄い素人臭い。そうか、そこを狙ってきたか、と思いニヤリとする。

 曲が始まる前に、菊地さんが「レコード会社との契約も切れたし、事実上解散なんですけどね。FUTONが来るって事で、こりゃ出なきゃヤバイっしょ、って事で……」って、相変わらずの早口で話して、パフォーマンスがスタート。

 ぎくしゃくしたまま、1曲目はFRENCH KISS。女の子芝居がわざとらし過ぎて、凄く気になる。2曲目アンニュイ・エレクトリークになると、急にちょっと昔のアイドルの真似っぽい動きに変わり、3曲目フォーエヴァー・モーツァルトは、なんか妙にエロイ。次、バカンス・ノワール48℃、資本主義は未だ有効である、では、退屈を装う事とを思い出し。エレガントの怪物では、やっぱり踊り出す。最後、PHYSICALでも、微妙な踊り。

 この女の子だったら、PHYSICALのダンスを合わせてやることも可能だったのではないかと思った。簡単だし。とは言え、私はこの間のP.NAGEL風味の女の子の方が“パフォーマンスとして”好みだった。

 なんて小姑っぽく思ってしまう自分を感じると同時に、あぁ、この会場にはそんな小姑で満ちあふれて居るんだ、と思う。そして、原緑さんから岩澤瞳ちゃんに変わった時も、そう思う人が沢山居たんだな、と思いを馳せてみたりした。

 そうやって、会場的にも精神的にも、ちょっと離れた所から会場を見て居た。よく見ると、ステージにはアイドルが立っていた。フロアに居る人の半分以上が、踊らないで写真を撮っている。たすく君に「凄いね」と言ったら、「歌ってないし、音楽掛かって踊ってるだけなんだから、ファッションショーと同じですよ」と言ったので納得した。ふたりでカラカラと笑って楽しかった。

 松村君に、ステージがよく見える場所を、と譲って貰った場所で、私は暫く目を閉じて踊った。後で思い出すと、今回は香水を撒かなかった。


 SPANK HAPPYのステージが終わって最低具合を絶賛していると、松村君が、ミニウサギみたいに緊張した可愛い女の子に話しかけられていて困っていた。

♀「あの……2曲目に歌った曲のタイトル、分かりますか? アルバムに入っていないから分からなくて……」。
松「え……、2曲目って……」
私「あれだよ、あれ。『と〜もだちの〜』から始まる曲(苦笑)」
た「なんだよ〜。コピバンしっかりしろよ! アンニュイ・エレクトリークだよ!」
私「そんな! (答えに要する時間は)オタクに敵う訳ないじゃん!」
松「私らはオタクじゃないからなぁ。あー。あれMaxi版のアレンジだったか……」
た「そうだよー。ANGELICのカップリングだよ」
私「あっれー。全然分からない程、違うアレンジだったっけ?」

 そんなやりとりを勝手にやってるうちに、女の子はお礼を言って立ち去ったのでした。ANGELICは最高に良いMaxiなので、是非買って欲しいです。……でも、売ってるのかなぁ。現時点アマゾンで、「一点在庫有り」だ!

ANGELIC

ANGELIC


 喉が渇いて死にそうだったので、ドリンクの長い列に並び水分を調達。MASAさんともとまりさんが居たので、ちょこっと話す。思い返すと、上手く説明出来ないが為に、MASAさんにちょっと酷い事を言ってしまった気がする。後で謝らなくては……。


 FUTONのエロいパフォーマンスが始まって暫く見ていたのだけど、ベーシストのずり下ろした緩いハードウォッシュのGパンが気持ち悪くて帰る事にした。音楽は良かったと思う。