解毒メニューの味

 ライヴ当日の事について、いつものように書く前に(もう一枚の鏡の方に長々書くかも)、レストランに行った事について書きたくなったので書きます。今、丁度何も出来なく、椅子から立ち上がることも許されないのです。

 映画「スーパーサイズミー」で11kg太った監督を元に戻したという、ベジタリアンのコースを食べたいと言う新木さんの呼びかけで、Bさん、Aさん、Mと5人で金曜の夜、外苑前のCAMINETTOという店に行きました(http://www.cinemacafe.net/feature/supersizeme/vegan/index.phtml)。

 CAMINETTOは、以前第2期スパンクスが、個展(というのかな?)をやったSIGNというバーの上にある大変狭い、良く言えばこぢんまりとした白い壁の店でした。店の一角には、その名前にちなんだ暖炉があり、揺れる小さな火はなかなか良い雰囲気を出していました。

 さて、このメニューは2/6までなので、誰かの参考になれば良いと言うのと、備忘録として、料理の味に付いて書きましょう。

 ANTIPASTO MISTO <カルチョーフィのにんにく風味 キヌアと野菜のコンビネーション 豆腐のタルトなどの盛り合わせ>:ベジタリアンメニューと言う事で、飲み物として私はVINO BIANCO DA TABOLAを頼んだのですが、……外しました。このアンティパストは、全体的にぼけた味なのです。カルチョーフィは茹で過ぎだし、見た目フォアグラっぽい豆腐のタルトなどは特に、見た目とのギャップも加味されて、うーん……という感じなのです。不安が漂いました。

 PRIMO <ルタバカス(ウェーデンカブ)のカルパッチョ エストラゴンと金柑風味 白ウド、長イモ、金時人参等のコンポスタを添えて>:この時期の金柑(勿論、マーマレードした)が私はかなり好きなのです。もうそれだけで、このピアットの点数は高くなってしまいました。美味しかったです。

 ZUPPA <鹿ケ谷カボチャとトリュフの温かいポタージュ ローズマリー風味 ゆり根のカリカリト下仁田ネギのストゥファートと共に>:甘味の強いカボチャでした。綺麗に焦げ目が付いた大きめに切った下仁田ネギは、見た目的にマッチしてるかと言うと、私はあまり好みではなかったです。周りでも、「これは合うのだろうか……」という声が上がっていました。別々に食べれば美味しいのになぁ、という感じですね。

 SECONDO <湯葉で包んだ堀川ゴボウと仏産数種のキノコのカネロニ仕立て 完熟トマトとイタリアンパセリのソース>:完熟トマト他の生野菜については、味が濃くしっかりしていて、特筆するくらいの美味しさではあったと思うんですが、仏産のキノコって……、「季節も外れてるし、わざわざカッコ付けたい為に入れてるんじゃないの? 国産のエリンギやマッシュルームとかでいいじゃん。こういう事して値段釣り上げるのは無意味でしょう?」と言う印象です。

 DOLCE <白インゲン豆のパンナコッタ仕立て 黄柚子とバニラ風味 五郎島金時芋のアグロドルチェを添えて>:芋はとても美味しかったです。ただ甘い。日本人にこの甘さを食べさせるなら、量は1/2で十分だと思いました。

 コースは3,800円。VINOを途中からROSSOに替えて計3杯。合わせて7,000円。話題としては面白いですが、値段に合う味ではないです。

 久し振りにレストランの悪口書いたなぁ。またクレームのメールが来ちゃうかしら。まぁ、期間限定メニューなので、来ないと思いますが……。

 (途中から、時間が無くなって来て、慌てて書いたので、語調が合っていないかもしれません。失礼。)