未発売スタジオ録音音源集

 mixi内、菊地成孔コミュニティのトピック「スパンクス同人誌」で、アマチュア時代のスタジオ録音未発売の存在を知り、早速、松村君に報告すると(あ、何か、私犬っぽいね)、ライヴ会場でオークション購入したので持っていると言うので、早速コピっていただきました。

 「インターナショナル・ラブ・コンフェランス」。これは、ライヴで一度聴いた事あります。すごくYMOっぽいアレンジ。エレクトリック琴の音色は、どの曲に使われても、本当にノスタルジーです。途中で、今迄気づかなかったのですが、あのリップシンク(しかも、レコーディングとパフォーマンスの人が別人)が衝撃だったBlack Boxの音源も入っているんですね。高校生の頃、姉貴のCDラックから、Black BoxのCDを無断拝借した事を思い出します(苦笑)。もう、無くしてしまいましたが……。

 「アンニュイ・エレクトリーク」。これも、ライヴで一度聴きましたけど、結構アレンジ違いますね。そして、歌詞も全然違います。メロディと歌詞の絡み具合がとてもたどたどしくて、全体の舌っ足らず度が、ぐんとアップしてます。

 「インターナショナル・クライン・ブルー」。いつだったか(1st Album発表後)のライヴで、菊地さんが瞳ちゃんに、「一番好きな曲はどれ?」って質問をした時、瞳ちゃんはこの曲を挙げていました。私は、1st Maxiでは、他の2曲の方が好きで(この曲はJUMEAUX OBSCENESのレパートリーに入ってない位のプライオリティ)、「この曲が一番?」と思っていましたが、このアレンジと歌詞を聴いていると、その気持ちが分かるような気がしてきました。イントロにある、透明感のある瞳ちゃんの切ない溜息を聴いていると、息苦しくさえ成ってきます。「酸素がとても甘すぎたの 不思議な怪奇現象 神様 どうかさっき吸った あの恋素を吐かせて」。文字では何度も読んだ歌詞でしたが、音になるとこんな味になるのかと噛みしめました。

 やっぱり私は、瞳ちゃんの歌が好きなのだなぁと、再確認してしまいました。もう、彼女がみんなの前で歌わないんだと思うと、本当に悲しいです。いつか、復活する事があるのかしら。