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 キーワード検索で一番多いのが、フレンチ用語だという、このブログです(二番目がボディピアスかな。しかし、11〜12月の「グレープフルーツ」祭りは何だったんだろう。)。ここでブログを書き出してから約2年。フレンチなんてそんなに食べてないし、そんなに書いてないのに……。料理の話を書くなら、圧倒的に和食かイタリアンについて書いてると思うんですが……。うーん。ちょっと謎。


 そんな繋がりで、昨日学校で聞いたフレンチのマナーの話を書きたいと思います。スープを頂く時、ブリティッシュ(に習った日本はこちらの流儀が多数)は、スプーンをこちらから向こうへ動かます。これは服を汚さないようにするという配慮から生まれたマナーです。逆に、向こうからこちらへ向かって、スプーンを動かしてスープを頂く、というのはフレンチの流儀です。これは、他国との違いを明らかにしたいと思うフランス人の考え方から生まれた作法だといわれています(フランス語には、殆ど“外来語”というものが存在せず、新しく入ってきた商品にフランス語の名前を付けるようです。どんどん外来語だらけになっていく日本とは正反対ですねぇ。)

 と、ここまでは結構有名な話ですが、作法に基づいてカトラリー(この場合はスプーンですが)にも、表裏があるそうです。つまり、ブリティッシュ様式のスプーンは凹んで見える面が表と言い、フレンチ様式は膨らんだ面が表と言うそうです。昨日初めて知りました。確かに、アフタヌーンティなどで使用するティースプーンは殆ど、凹んだ面に模様が付いてますね。私はカトラリーを見るのがとても好きなので、これを知って更に楽しくなりそうです。


 この話の余談として、先生がフレンチを食べている時、次の料理を待つ間、手を何処に置いて待つのが正しいのか、というマナーについて話してくれました。女性も男性も、手をテーブルの上に置いて待つのが正しい方法なのですが、男女によって、その意味合いが違うのが面白いなぁ、と思いました。

 女性がテーブルの上に手を置いて待つと言うのは、『美しい手元を他の人に見せて、同席者の目を楽しませる為』だそうですが、男性の場合は、『私は、隣の女性の体に触れていませんよ』という意味だそうです。本当に“いかにも”フランス人らしいマナーですねぇ。笑いました。