菊地成孔「CONCERT DEGUSTATION A JAZZ」


 (本当に、全然調べて行かなかったの。今回の菊地成孔クインテットライブダブじゃ、ないんだね。)


 ブルーノート東京って、今まで一度も行ったことが無くて(これも、驚かれたが)、名前が凄く有名だし、予約した時から、ずっとずっと楽しみにしてきた。……って言いながら、(昨日に引き続き)もの凄く遅刻した。

 でもって、今日もまた、お腹ぺこぺこ。気分的にはパスタを頼みたかったのだけど、ライヴが始まってから来たらどうしよう(パスタは出て、10分以内に食べきるものだから)と迷って、結局、サンドウィッチとポーク・ポコ(パテが大量だったので、パンの盛り合わせを後に追加)、グリーンリーフとハーブのサラダを注文。いくら、炭水化物好きのJUMEAUX OBSCENESとは言え、これはちょっと頼みすぎ……。お腹いっぱいになってしまった。

 横浜スィートベイジルの料理は、なんだか凄くすましていて、値段に合っているとは到底思えない、私はそんなに良い印象では無かったので、頼む時に色々躊躇が入ったけど、ブルーノートの“サンドウィッチとサラダは”値段に見合って居たと思う(サンドウィッチのポテトサラダが今日作った物ではなかったが)。

 後、これは予測だけど、“ハウスワイン”と書かれている物は、昨日空けた物を適当に入れてる感じがした。何故そう思ったかというと、まず冷え過ぎているって事と、ワインリストに「日替わり」なんて書いてある所で。ハウスワインが日替わりになるなんて、あり得るの?(苦笑)


Degustation a Jazz

 ライヴは、「これ本当にやるんだ……」の「Degustation a Jazz」の再現。本当に凄かった。あらゆる意味で。ホント、あらゆる意味で(何度も繰り返したくなる程)。素晴らしかった。行って良かった。BRAVIと叫んでスタンデイングオベーションしたかった。カヒミカリィさんもUAさんも出演って言う部分でも、今日の日の再演は、あり得ないんじゃないか知ら。


 アンコールも終わり、レジに並ぶ長蛇の列を眺めて居たら、松村君が急に笑い出すので訊いてみたら、「イヤね。さっき、康乃さんの隣に座っていた女の子が……、多分、凄く若いんだろうと思うんだけど、会場に入ってきて、私が一人で居るにも拘わらず、ステージに背を向けた席に座ってるのを訝しげに見てたんだけど、康乃さんが遅れてきた時に、もの凄いビックリした顔してたんだよ。それで、何回も私と康乃さんの顔を交互に見ててさー。あー、私、値踏みされてるーと思ったら、可笑しくて! でも、彼女らが立ち去るまで我慢してた」って。

 ええええ。今日は、本気で気合入れて、ヘアもメイクも作っていきましたから。あぁ、松村君を楽しますことが出来て良かった。そして、その話は私にとってもかなり面白かった。


 

南米のエリザベス・テーラー(DVD付)

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 それから、「南米のエリザベステイラー」をフラゲし、サインの列へと並んだ。

 サインの宛名を書いてもらう為に、自分の名前を紙片に書いて一緒に渡そうとしたら、疲労のピークはもう何度も超えた様な顔をした菊地さんが「あっ、康乃さんだ。(紙を渡されなくても)分かりますよ」って、もの凄いテンションで言うので、皆さんが思っていて、言われもしているだろうけど、本当に心配になった。

 これだけは言わなくてはと思っていた、姉貴へ頂いたお悔やみの言葉のお礼は言えた。口で言えて良かった。