金曜日

 今は24日の昼。22日の事から、20分で書ける所まで書こう。


 金曜の夜(昼にも可笑しな事は色々あって、「あぁ、これ書こう」とか思っていたのだけど、それは今度書く)は、サエキけんぞうさんの企画するイヴェント、「パリ・エレガンス」@青い部屋に行った。

 サエキさんと姉貴は、大昔から友達だったので、一緒にいる時にちょこちょこと話すことはあったんだけども、彼女が居ない所で会ってもどうしても話しかけられないっていう状況が何度もあって、何年か前に、「いつも見かけても話しかけられないんですけど、あちこちで見かけてます」って言ったら、「えー。そんなー。気軽に話しかけて下さいよ。そんで、デートしましょう!」と言うので、……や、言葉通りに取ることもないんだけど、なんとなく余計話しかけられなくなってしまった、と言う経緯(経緯と言う程のモンでもないか)があった。

 ここのその日には書かなかったけど、勿論、サエキさんは3月末にあった姉貴の出版記念パーティにも来てくれていて、「あぁ、今日こそは話しかけなくては!」と思っていたんだけど、バタバタしているうちに見失ってしまった。

 それで、メールでお礼を言うことになって、(略)、「パリ・エレガンスに来ませんか?」という話になった。青い部屋は、下郷さん達が、映画「スミスの法則」のロケ地の一つとして使った所で、また、サイトが独特の雰囲気だったと言うこともあり、「一回行ってみたいなぁ」と思っていたので(みんな、サエキ連も含めて、私が青い部屋に一回も言ったことがなかった、と言うとビックリするけど、どうして?)「是非、友達と伺います」と言うことになった。


 行くことになっていた1人が、急遽来られなくなったので、プリンちゃんの撮影を見にスタジオに来ていたモンタンを誘い、Fさんと3人で出掛けた。

 ほぼ日刊イトイ新聞内のサエキさんのコーナーで、パリ・エレガンスの事を読んで、勝手なイメージを付けて、出掛けていったのだけど、全然違うイヴェントだった。

 オープニングアクトとして、青い部屋のブッキング担当でもあるnoroさんが、シャンソンをメインに数曲歌った。私は、(ジャパニーズ)シャンソンというものを、Saxの藤井さんの参加したコンサートでしか見たことが無くて、それは気取りすぎたものだったから、ほーー、ふーん程度に冷めた目で見るものだと思っていたのだけど、noroさんの歌は自分自身になっていて、説得させられた。

 次に、kiki13という奇人変人な女の子が出てきて、歌を込みでずーっと芝居をしていた。圧巻。笑いがこぼれるよ。モンタンは、「ちょっとだめ」って言っていたけど、Fさんと私はかなりウケた。


 そして、サエキけんぞう窪田晴男、両氏のステージに。頭に寿司の乗った帽子がすごく可愛い。ステージは、ポップと言うよりも熱く、花の様な笑顔を振りまくストリッパーのアイちゃんからは、同時に官能が振りまかれ、独特な雰囲気を出していたし、私はサエキさんに往復ビンタを喰らうし、大変な騒ぎで面白かった。

 そうそう。私の前に座っていた女の子は、モンタンの友達の女の子で、17年くらいサエキさんの熱狂的なファンをしているらしく、幕間の度にサエキさんの魅力を語っていてほのぼのした。

 最後に、オーナーの戸川昌子さんが出てきて、お話を少しして、歌を歌った。格好良かった。すべての女に惚れられる女性って感じ。


 そんな感じで、勝手に「パリ」と「エレガンス」について、想像して出掛けたのだけど、完全に破壊され、「青い部屋でイヴェントやろう!」という気になった。