Ake Trio with Alina

 17時にお邪魔して、リハの撮影をしながら、4人の会話を聞いていた。すっごい面白かった。特に増根さんが口が悪くて、最高に笑えた。

 みんな、「今日は何だか眠いね」と口々に言った。石川さんが午前中、ジムにも行くのを止め、二人の子供に絵本を読み聞かせながら、窓を開けて横になったら眠ってしまい、12時に食べさせなくてはいけない昼ご飯を、14時に食べさせる事になり、「ママには内緒ね」と言ったという話にほのぼのした。

 Alinaちゃんが朱さんの娘だという事に全然気が付かなかった。暫く二人で話していて(ファミコンのフィギュアの話で盛り上がったりしてた)、「朱さんの凄いラフな所がいい。好き」みたいな事を私が言ったら、身内がする様な態度を示したので、そこでやっと「あれ? もしかして、親戚?」と訊いてやっと知った。


 牧島君が来て私の隣に座り、それから、他にも何人か来たので、店の中央後部のテーブルに移り、1stと2ndを聴いた。

 「あー。普通の4拍子の曲叩きてェ」と言っていた石川さんのドラムは、本当に楽しい。遊び心に溢れていて、聴いていてワクワクするのだ。増根さんの歌うようなベースと、本当に歌うベースソロは艶やか。リハの間も、スキャットに近いオノマトペで話していて、それが本当にかっこいい。あれを身に付けられたらイイなぁ。

 リハの間、真剣でちょっと恐い顔になっていた朱さんだったが、本番が始まると、本当に本当に子供がはしゃぐ様に楽しそうで、キラキラしていた。初め、かなり緊張している風のAlinaちゃんも、後半に行くにしたがって、どんどん伸びやかな感じが出てきて、世界を作っていた。

 休憩中に、Alinaちゃんの国籍の話をしながら、某さんと牧島君と、自分が生まれた国の話になった。某さんは、ロス(だったか)生まれで、牧島君はウガンダ共和国生まれらしい。それに附随して、色々な話をしてもらった。牧島君と朱さんは、なんだか匂いが似てると思った。つまり、凄く面白かった。

 楽しくて、3rdが終わるまで居たかったけど、体力の残り具合と相談して帰る事にした。なんせ、大荷物だから。

 帰りの電車は結構混んでいたけど、ちょっと元気だったので、機材を担いで、駅の階段を1段飛ばしで駆け上がり、青梅特快に乗り込んだ。楽しかった。