昨日の出版記念パーティ

 姉貴の出版記念パーティに出席した。沢山の方々にいらして頂けて、暖かい言葉を沢山聞けて、そしてゴージャスで、パーティとしてはきっと満足してくれる会になったと思う。

 ソトコト(http://www.sotokoto.net/)のYさんに、「15時に来て」と言われたのだけど、なんせ12日と30日を休みにする事と引き換えに、滅茶苦茶なスケジュールを引受けたので、遅刻してしまった。

 でも行ったら「やる事はもうないんだよね」って言われたので、オーロラの間に展示してある作品や資料や映像を見てた。1時間くらいかけてゆっくり見た。

 私は、献花もオーロラの間でやると思ってたので、「始まらないなぁ」と思って居たんだけど、トイレに行ったら、〇さん(名前忘れました。2回くらい聞いたのに)が、「ここに名前書いて。献花はこっちの会場だから」って教えてくれた。

 献花の会場は、狭くて悲しい雰囲気で息苦しかったので、花を添えてお辞儀をして、屏風の前に並ぶ3人と軽く挨拶して、すぐに立ち去った。

 お腹がすいたので、鞄からカロリーメイトを出し、1階のロビーで食べて居たら、滅茶苦茶喉が乾いて来たので、ドトールでアイスクリームの乗った甘いコーヒーを飲んだ。

 私が「やる事無いって」ってメールを出したので遅れて来た川西から携帯にTEL。「何処〜?」って(苦笑)。私だって、君か居ないと会場では落ち着けないんだよ。

 全日空ホテルに戻り、控え室で時間を潰す。しかも、「どこでもいっしょ」で。私のアラン(リッキー)に、2ちゃんねらーの川西は意味不明な単語を教えてた。

 パーティの時間になったので、B1に戻る。B1にも控え室があって、中に川西のお母さんが待って居たので合流。去年、川西のお父さんが亡くなった時に、姉貴と二人でお通夜に行ったなぁって話になった。

 お焼香の列に並んでる時、姉貴が「ちょっと見て! ヤベーよ!」と、彼女の中で最大級におし殺した声で、「今来た男の子! 村上隆そっくり! 防衛庁の癖に髪型まで同じにして! 笑わせる気が!」と言った。

 10m位離れてるから、雰囲気でそう見えてるのかもしれない、と思い、お焼香の後、2mまで寄って見た。「やっぱりそっくりだ!」と言い合い、会場から小走りで出て笑った。あれから1年経っていないんだなぁ、と苦笑いした。本当に不思議。

 それから、川西の夫や義母とも合流し、会場へ。

 たすく君に私は「ヤッシー」と呼ばれていて、「それってなんかなぁ」と思っていたのだけど、田中康夫さんがいらしたら、『こ、これは、ヤッシー・ツーショットを撮らなくては!』と思った。パーティで写真を撮りまくるのは、姉貴がいつもやってることだし、今日はパーティなのだ。彼女がやっていたように楽しまなくてはね!

 人の波と共に会場に入り、大きな献花台にゆりの花を添え、ワインを受け取ると、NYで坂本龍一さんのスタジオに一緒に遊びに行ったレコード会社の女社長Oさんがいらしたので、再会を喜びつつ、わざわざ日本までいらしてくれた事にお礼を言った。

 Oさんの他にもNYから、何人かの友達が駆けつけてくれていて、ワインを飲みながら、行ったレストランやNYに居た時の思い出話を聞いた。そして、みんなで新刊のコーナーへ移動し、「ここに誰が載ってる」とか、「この時はああだった」とか、盛り上がって話した。

 Oさんが唐突に、「急にいなくなっちゃって、寂しいでしょう」と言ったのだけど、今話していた話が、あまりにリアルだったので、川西と顔を見合わせて「うーん。ちょっと出掛けてるって感じですね」と答えた。Oさんも、「あー。そうだよね」と言ってくれた。

 会う度に「元女子高生!」とオヤジの決め文句を言う今や社長の占部さんが居て、田中康夫さんと木村和久さんと話していたのだけど、「今日迄に連絡くれるって言ったじゃないかよー」って文句を言いに近寄ったら、また先に調子が良くて好きな話をわーわーわー(軟派な名刺を自慢されたり)、まーまーって感じに持って行かれて、田中さんを紹介するからさーって誤魔化されてしまった。

 たすく君に「ヤッシー・ツーショット、見たい見たい」って、後押しメッセがあったので、名刺を交換する時、「私、友達にヤッシーって呼ばれてるんですよぅ」って言ったら、康夫ちゃん(菊地さんに倣って)は、「えっ、本当? じゃ、ヤッシーの名刺もあげるよ」って、可愛い身のこなし(失礼)でもう一枚くれた。で、なんか頼める雰囲気だったので、写真を撮ってもらえた。自分的に凄く受けた。こんなに書いたけど、私の事をヤッシー読ぶのは駄目です。たすく君とか松村君とか、可愛い男の子ならいいけど(と、して置きます)。

 そうそう、私が康夫ちゃんに渡したカードというのは、JUMEAUX OBSCENESのものだったんだけど、受け取ってじっとその文字を見、「このおフランス語は何て読むのかな?」と、物凄いイメージ通りの言葉遣いでを言うので、笑うのを堪えながら、「バンドの名前で、ジュモー・オプセーヌと読みます」と言ったら、「で、どういう意味なの?」と、またすごく可愛い感じで言うので、凄いなぁと思いながら、「“猥褻な双子”って意味なんですよ」とニヤニヤしながら言ってしまった。ちょっと失礼だったかも。

 そうやって、雑談をして居るうちに、パーティが始まる時間になった。お喋りで有名と言う噂の司会、週間SPA!元編集長○さん(何度も聞いたのに忘れてしまった)の進行の中、実行委員長のソトコト編集長大黒一三さんのスピーチが始まった。