YES・NO

 森美術館で、『小沢剛:同時に答えろYesとNo!』という展示をやっている。

 小学生の頃、男だったか女だったかも思い出せないが確かアメリカ人に、私の名前を「“YES/NO”だね」と言われたことがあった。大変簡単な単語ふたつだったので、言われた直後はそう悪い気はしていなかった。

 でも、このコンセプト(http://www.mori.art.museum/contents/ozawa/about/freame.html)にもあるように、確かにこれが並ぶことによって、『はっきりしない部分』や『多様な視点や価値観が同時に存在』する事には違いない。
 
 なんと呼ばれるか(名前)というのは、その人の性質の一部を形成すると、誰か偉い人が言っていた。例えば、破裂音の多い名前は勝ち気な人が多いとか、鼻濁音を含む名前の人はおっとりした人が多いとか。

 もしかしたら私は、名付けられた時から、混沌の中に置かれることが決まっていたのかも知れない。双子座だし。

 ……ま、考えすぎだと思いますけど。