Physical レコーディング

 バイトの後、Physicalのレコーディングだった。

 昨日は昼休みに、素晴らしい事があって、恐ろしい程のテンションの高さ。予約の時間より早く渋谷に着き、友人に贈り物のお返しを買ったり、菊地手帳を探してCD屋を巡ったりした(無かったが)。

 スタジオに着き椅子に掛けて居るとスタジオさんが来て、「もう入って良いですよ」と。顔を覚えられている! 後で松村君に報告すると、「へーーぇ。珍しい事もあるもんだね。でも、この場所で30代の人間っての自体が珍しいから。しかも、二人でカラオケ流して歌ってヘラヘラ踊ってるだけだし」と。確かにあの人じゃなくても覚えられるか。


 今回は、少しでも感情が入る様にと、自分なりに工夫してみたんだけど、やっぱりジュモーでの私の役割はそこに無い気がした。つまり、松村君の歌はエロいなぁ、と改めて思った訳です。全部録った後に、もう一度頭から歌い直させて貰った。

 レコーディングは無事終わったが、高揚した気分が急激に落ちて行くのを、途中で食い止められられ無かった。頭の芯がビリビリ痺れて、体温がどんどん下がって行くのが分かった。そんな時に限って、打合せで苦い苦い珈琲を頼んでしまった。

 今持って居る力を振り絞って下らない話と素晴らしい話と美しい話をしたが無駄な努力で、最終的に目が良く見えなくなって来て、帰る事にした。

 イヴェント・タイトルは「双子のゲーム」。これは、昔菊地さんに貰った、もうひとつの名前。タイトルとしても、良い感じだと思う。